<ラブソング>:月9:視聴率を気にするな!
意外にハッピィーエンドを期待していた私には、つらい結末でした。折角、二人で完成させた歌『ラブソング』と親友真美の結婚式でのお祝いの歌で、主人公同志の心には通じるものがあったとおもったのですが、さくらが『神代先生は私の歌しか見ていない。好きな人といてもつらいと心内を明かしています。』私がふに落ちないのは、神代の職業は臨床心理士ですよね。その人がさくらの深層の部分にある恋心に気づかないはずもなし、さくらは喉の手術後に一人旅立つ決意をしていたのですね。故に結婚式の会場での音合わせで『さよなら』ということばを神代に伝えたのでしょう。さくらが去って神代も自分のさくらへの気持ちに気がつきますが、後の祭りですね。数年後、さくらのもとを訪ねた神代が見たものは『さくらが路上ライブを行っている姿で、そのそばに空一がいる光景でした。』この光景を見たときにさくらには空一が一番片意地はらずにいっしょにすごせる存在だと感じました。ゆえにハッピエンドと思います。恋にはいろんな形がありますが、女性は好きな人につくすより、たとえ不器用な男性でも、男性から好きになってもらい、男性に尽くしてもらうのが、一番幸福なのではないでしょうか?(反論はあるでしょうが、私の恋愛論は前述のとおりです。)最後にラブソングのタイトルのため、さくらが歌っている2曲をすべてとおして聞きたかったですね。 <弁護士もの>:99.9(刑事事件専門)とグッドパートナー(民事訴訟専門)
弁護士ものにしては、法廷シーンの少ないものでした。裁判を2度経験した私には、このドラマ2つは現実味があり、また、裁判は莫大な費用と時間を必要とします。このドラマは裁判をおこす前の段階で調停という形で訴訟を納めています。庶民にはわかりやすいものと思っています。また、弁護士も職業の一つであり、訴訟に勝利をしない限り(弁護士の報酬は依頼料=契約料と成功報酬の2つが主)、事務所を維持することは難しいことを映像化しています。また、弁護士にも格付けがあることを世間に広める機会にもなっています。とにかく、あまりにも今までの弁護士物は現実とかけ離れた話で、弁護士が神様のように祭られているドラマよりも、庶民とってはいいものではないでしょうか?私自信が民事裁判を起こして、裁判の流れと弁護士の仕事を見て、現実とドラマのあまりにも違うことに驚いたこと!どちらのドラマも今週で最終回です。寂しい気持ちですが、次回作に期待をしたいものです。